mame Ethnic Pattern Knit Dress !! Chie
こんにちは。
今日は ” mame ” から、今季のスペシャルなピースをご紹介します。
そう、こちらのLOOKで使用されているドレス。
北海道の北方民族の衣装や山形の「ばんどり」などからインスパイアされたニットドレス。
” ばんどり ” とは ??
庄内地方では荷物を背負う時、背中に着ける背中当てを
「ばんどり」と呼び、山、農、漁村を問わず広く使用された。
特に婚礼の時、嫁入り道具を運ぶために使われる
「祝いばんどり」には肩当を付けたり、色布や糸を編み込んで美しく飾ってある。
昔の東北の女性が、嫁入りの為に美しく装飾したという行為と伝統に日本の美しさを感じますね。
私もこのmameのお洋服を通じて知った”ばんどり”ですが、旅を通じて伝統民芸品からインスピレーションを受ける黒河内さんの感覚は素敵だなと改めて思います。
さて、長くなりましたが肝心のドレスを詳しくご紹介しますね。
プリミティブな民族調のテイストでありながら、
素材のこだわりにより、高級感がぐっと出ているドレスです。
まさにシーズンを象徴する一枚。
mame の世界観と mame の生産背景へのこだわりがぐっと詰まっています。
今季のmameの洋服は、ほとんどがオリジナル生地。
無地の生地も全て糸から織って作っています。
それは、日本のブランドでは非常に珍しい事。
素材で魅せる事にこだわりを感じます。
こちらの袖の部分に使用されているフェイクファーは、
経編の中でも特殊なドイツのカールマイヤーの機械で。
とても柔らかなフェイクファーです。
その機会は世界で1台しかもう、動いていないそうです。
スカート部分はシルキーウール。こちらももちろんオリジナル生地。
カシミアと同じ繊維の長さを持つウールワタを使用し、
日本の染織所でしかかけられないウールのシルケット加工を施しています。
写真のように動くとドレッシーなドレープが美しいです。。
ウエストにあしらったフリンジなど、ディティールにもこだわっています。
バックスタイルは肌を透かす編み地。
ジップには長めのタッセルのようなフリンジ。後ろすがたも素敵。
オフショルダーで肌を見せることで、プリミティブなドレスに女性らしさが出ますね。
こちらの商品は取り扱っているお店も非常に少ないらしいので、
是非、このこだわりを感じに店頭へお越しくださいませ。
Chie