【Mame Kurogouchi】スペシャルなドレス… Chie
こんにちは。
昨日のブログをご覧になって頂けましたか?
MameKurogouchi2019AW Collection 立ち上がりました!!!
今日はその中でもスペシャルなピースをご紹介します。
2シーズン目となるパリでのコレクション発表。
シーズンカラーの ”青” が目を引く、色彩豊かなコレクションでした。
まずますクリエーションの奥行きを感じるMame。
パリコレの中でも日本を代表するブランドと言っても良い存在感です。
だからと言ってデザインばかりにに振りすぎず、ちゃんと日本のファンのことを大切にクリエーションを進める姿勢は変わらず、着やすい洋服もきちんと作ってくれていて、ちゃんと手がとどくブランド。
素晴らしい感覚とセンスを毎シーズン感じます。
Altamiraでも着用しやすいアイテムを中心にセレクトしていますが、今季はコレクションピースもオーダーしました。
Mame Kurogouchi Floral Stripe Jacquard Long Dress
何素材もの記事が組み合わされたスペシャルなドレスです。
日本の祭りを色々と回っているMameさん。
岩手県の早池峰神楽(はやちねかぐら)からインスピレーションを受けました。
早池峰神楽(はやちねかぐら)は、岩手県花巻市大迫町に伝わる民俗芸能の神楽。
ユネスコの無形文化遺産に登録された伝統的なお祭り。
” 舞がしやすいように紐などでたくし上げられた装束は思いがけないドレープを生んでおり、その複雑なレイヤードをイメージしてドレスに仕立てました。”
語るところの多すぎるドレスです。
第一印象は華やか。
ベースのチェック生地にはタテ糸にキュプラ、ヨコ糸にシルクを使い浮かび上がるような小花柄がジャガードで織られています。
袖は左右違うデザイン。
ウエストにはシルク100%のスカーフベルトを巻いています。
どこから説明しようか、、
まずバックスタイル。
袖と同じ白いシルク生地がクロスし、バックスタイルにも華があります。
左右のお袖。
有田焼の源流となった”初源伊万里” からインスピレーションを受け、
Mameさんが図案を描いた刺繍。
美しい。。
白地に青の刺繍が気品に満ちています。
カフはまた別の生地が用いられています。
こちらにも花の刺繍。
パイピングはシルクジャガードのまた別のオリジナル生地で。
よく見ると柄が入っています。
すごい凝っているのが袖だけでも伝わります。
右肩とスカート部分にブルーのレースが施されており、こちらは昨日紹介したレースを使用。
裾からチラッと見えるレースです。
Mame のコレクションはほとんどの生地がオリジナル生地で構成されているのですが、
それって凄いことなんですよね。
国内のブランドだと、何型もあるうちの数型がオリジナル生地、というところが多く、
こんなにもオリジナルで生地から作っているブランドはそうないんです。
なのでMameの洋服は特に唯一無二なんです。
そんな今季のオリジナル生地をふんだんに使用したこちらのドレス、、
Mameさんのクリエーションに包まれてるようで、幸せな気持ちになります。
コレクションピースなので、どこに着て行くのがおすすめですよ、とかスタイリングの紹介ははっきり言ってしまうとない、ですが、私も久しぶりに頑張って買いました。
洋服好きさんにぜひ手にとってご覧いただきたいアイテムです。
Chie