デザイナー黒河内真衣子が自身のルーツへと立ち返り、

生まれ育った長野 の豊かな自然の中で採集した様々なテクスチャーやカラーパレットから生まれたコレクション 。

スポーティーさとエレガンスの融合を通奏低音として展開される今コレクションは、

無数のタックが施されたドレスや ブラウス、光沢のあるジャージー素材、メッシュジャガード、ミラノリブのハイゲージニットに代表されるラインナッ プにより、

春の到来を予感させるフレッシュなムードを獲得します。

長野の雄大な自然の中においてもなお、黒河内の目線は常に身近なテクスチャーへと向けられます。

池の中で淡い光を 湛えて輝く藻や、一面に広がる苔といったシーンからインスパイアされたカラーパレットは、フレッシュかつエネル ギッシュなグリーンをキートーンに、命の芽吹きを感じるような若葉色や、雪の下に堆積した枯葉色、ミリタリーオ リーブなど、あくまでナチュラルなニュアンスでコレクションに落ち着きと清廉さをもたらします。

野鳥や草花などの素朴なモチーフはブランドが得意とするメッシュジャカードで表現され、ノースリーブのドレスや大 きく背中が開いたブラウスで登場。

コレクションの中でも印象的なミリタリースタイルは、ブランドのシグネチャーと なったコード刺繍のディテーリングが施され、モッズコートは詰まった首元と高い位置のウェストコード、ロールアップ を前提に長めに設定された袖によりフェミニンにアップデートされ、フライトジャケットはバック丈を長めに設定する ことで、ミリタリーに忠実な表現の中にも女性らしさが香るアクティブなデイリーウェアへと昇華されます。

ブランドのシグネチャーとなったトリアセテート素材は、リネンを模した爽やかなタッチの新たな質感で登場。

リネン 特有の涼しげなルックでありながら、トリアセテート素材によるリンクルの軽減など、スタイルと機能性を両立した シックなダブルブレストのジャケットと2種類のパンツで、スーツスタイルをアップデートします。