【 cantate 】縫製の素晴らしさに感動するシャツドレス…
こんにちは。
チエです。
昨日は臨時休業を頂き、愛ちゃんと2人、展示会へ行ってきました。
ひとつはcantateさん。
2回目の展示会訪問だったのですが、楽しかった。
どんな事に対しても深く知識を持ち合わせる松島さんから直接聞ける商品説明は
時間を忘れる楽しい時間です。
コレクションはすべて松島さんが糸から計算されるらしいです。
糸が何番手かは見ればわかるらしい。すごい。
製品化されないサンプルは1着もないらしいです。
これは本当にすごい事で、(長年服屋さんやってるけれど、聞いた事ないです)
豊富な知識、経験、確かな自信があるからこそ。
女性は洋服の背景に興味がないでしょ?とたまに言われますが、
いいえ、そんな事はありません。
男性より堅実な女性は、本当に良いものを適正価格で買いたいに決まっています。
cantateは知れば知るほど、見れば見るほど手に入れて、実際に着てみたくなるブランド。
私も着てみなきゃ分からん、という事で、買わせて頂きましたよ。
こちらのバンドカラーシャツドレスです!
ゆったりとしたシルエットが特徴的なバンドカラーシャツドレスのご紹介です。
バンドカラーは柔らかな印象で、首回りがすっきりするので、デコルテの美しさも際立ち、凛とした印象に。
ウエスト部分で切り替えたギャザー、カフに向かってフレアし、ボリュームを持たせたエレガントな袖もポイントとなっています。
ボタンの開け閉めで着こなしをアレンジできるのも魅力。
大胆にボタンを外して少し艶やかに、インナーとの組み合わせでアクセントをつけてみるのもおすすめです。
ギザコットンのシャツ地は光沢感があってハリ・コシがあります が、肌触りは柔らか。
一枚で贅沢な気分にさせてくれるワンピースに仕上がっています。
素材:コットン100% (テープ)シルク100%
サイズ:0(FREE)
カラー:brown x white
0:着丈 116cm 袖丈 72cm 肩幅 65cm 胸囲 154cm アームホール 約48cm
着用スタッフ168cm サイズ0着用
と、ここまでが一般的な商品説明なのですが、ここから自分の見解を入れながら詳細を説明します。
まず注目して欲しいのは縫い目。
(首元拡大してもらえると見えると思います)
すっごい細かくないですか?
シャツの縫い目の針数が3cmの間に何針あるか、というのが一つ運針の基準なのですが、12針が標準らしいです。
このシャツ、24針ってやつだと思うんですよね〜。
メンズのドレスシャツで使用され、細かければ細かいほど上品と言われています。
そしてもちろん技術と莫大な時間をかけて縫っています。
12の倍で24だから時間も倍くらいでしょ、なんて思ったら怒られますよ。
とにかく縫う難しさのレベルが違うので、莫大な時間を要するんですって。
(このドレスの裾、2メートル以上あるんですけど、、)
しかも1mmのズレもなく、綺麗に縫われているんです。
ストライプ生地だから、いかにまっすぐかすぐわかります。
技術すごい。
しかも、24針って、1.25mmの幅で針を入れていくわけですから、変な生地だと切れちゃいますから、
技術、生地、全て良品でないとなし得ないと言えますね。
そして次に生地について。
cantateさんからもらった商品説明に、オリジナル糸「ギザ綿」を使用している。
って買いてあるんですが、
どういう事?
ギザコットンでオリジナルの糸なんて作れるの?
まぁ、理論だけでしたら作れるでしょうけど、聞いた事ないです。
思わず松島さんに電話しちゃいました。
『50番手って糸を作って、バーナーで焼いて52番手にしてます。』
え、すごくないですか。
毛焼きってやつ?昔か。
どんだけ手間かけてるの。
余分な繊維を焼いて無くしてるので毛羽(ケバ)がないらしいです。
確かに、このドレス、表面がめちゃくちゃ綺麗。しなやかで美しい。
ギザコットンについて、軽くご説明しますね。
別名、エジプシャンコットンとも言って、超高級な綿。世界最高峰のコットンです。
糸の太さとか長さによって数字がつくんですが、GIZA45とか聞いた事ある方多いと思います^^
GIZA45は、世界中で栽培されている綿花のうち、0.001%しか採れないとても貴重なコットンです。
ちなみにこの数字、高ければ高いほど品質が高い、という事。
cantateの50番ってことは高級生地GIZA 45よりさらに高品質という事でしょうか?
すごくないですか?
ギザコットンならではな光沢感、オイリーな触感もお試し頂きたいです。
肌触りが最高に柔らかいですよ。
襟やカフスにはしっかりと芯が入っているので、キリッとして見えます。
こちらの芯にもこだわりが。
『昔ながらのフラシ芯を使った丁寧な縫製を行っています。』との事です。
フラシ芯って初耳だったので調べてみました。
フラシ芯とは、シャツの身生地と芯地が、接着していない状態の芯地を言います。
接着していないので、風合いがあり、柔らかくて、高級感があります。
最高の状態といってよいでしょう。
ただ、フラシにするためには、手数がかかり、フラシ芯自体が割高な部分もあり、高価で、さらに出来る職人にも限りがあります。
なので、シャツ愛好者の中では、フラシは憧れの存在です。
ですって。
何から何まですごいよ。
シャツ愛好者の憧れの存在って、とっても素敵な良い台詞です。
拘りの部分をたくさん書かせてもらいましたが、このストライプにそもそも惹かれて買ったので、柄について。
ギザコットンって、とっても白くて綺麗なコットン のお花が咲くので、そんなギザを使った色使い、発色の良さがまずは魅力の一つ。
ストライプのピッチも計算されてるんだろうな、と思いますね。
こんなに生地の分量を使うビックシルエットのドレス、ストライプに品があるからこんなに全面使用でも嫌味がないです。
懐かしい雰囲気もあり、いざ探すと見つからないような独特なストライプが魅力的な自信作だそうです。
またこちらのドレスはご自宅でのケアがイージーなのも嬉しいポイントです。
まずはネットに入れて洗濯します、ハンガーにかけてちょっと整えて干します。
浴室乾燥でも自然乾燥でもどっちでも良いです、乾かします。
はい、着用OKです。
そう、シワになりにくいんです。
良いコットンだからですよ。
パリッと新品みたいに着たい気分のときは軽くスチーム当てるだけでさーっと伸びていくのでスチームもかけやすいですよ。
久しぶりに興奮ブログでした。
感動で泣きそうです。
こだわりが好きな方に買ってもらえたら嬉しいです。
こだわり好きじゃなくてもぱっと見の可愛さに惹かれたらまずは買って、そこから良さを感じてくれても嬉しいです。
もう、48000円、安すぎませんか?
chie