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【AKIRANAKA】 22AW Collection 受注会のお知らせ

こんにちは。

松原です。

 

今日はスペシャルなお知らせ!!!!

Altamira2回目となるAKIRANAKAの受注会が決定致しました!!

 

全国でAltamiraだけのお取り組みです!

 

AltamiraといえばAKIRANAKAと言っても過言ではないほど、このお店になくてはならない唯一無二なブランド。

 

 

”受注会”とは予約会と違い、コレクションのフルラインナップをご覧頂き、ブランドの世界観を存分に堪能しながらお洋服を見ていただける機会です。

 

コレクション丸ごとAltamiraに来るので、もうそれはそれは圧巻ですよ。

 

AKIRANAKAの世界観をしっかりとご覧いただける非常に特別感のあるイベント。

 

また、今回はAKIRANAKAのスタッフが2日間、店頭にて接客させて頂きますので、

デザインの背景や生産の裏話など聞けますよ^^

 

 

 

『 AKIRANAKA 』

2022 Autum & Winter Collection

受注会 at Altamira

 

2022.03.25 (FRI) – 03.28 (MON)

12:00 – 19:00

 

 

 

AKIRANAKA

2022 Autum & Winter

 

『五木田智雄』

 

AKIRANAKA秋冬のメインコレクションはプレコレクションに続き、五木田智雄氏の作品からインスパイアされたコレクション。

 

絵画の中に見られる奇妙さの中に存在するエレガンスをテーマにコレクションを展開していたプレ。

このメインコレクションは五木田氏の作品の様々な側面からリサーチをして展開するコレクション。

 

五木田さんの作品全般に見られるシュールリアリズムに着目したそうです。

 

シュールリアリズムという芸術運動の中に見られるデペイズマンという表現に着目されたそうです。

デペイズマン=(異なった環境で生じる違和感、不安感、驚異)

 

ものを置き換えたり差し替えたり

シュールな世界観を表現しています。

 

指までデザインされたジャケット。

動物の毛皮が突然リテールに入ったニット。

局部的にリテールが伸びているものを折り上げて巻きつけるドレス。

詰められたボタンディティールのコートやドレス。

 

新しいバランスを生み出したコレクションとなっております。

 

ここからはデザインインスピレーションとなった五木田さんの作品と共にシーズンテーマをさらに深掘りしていこうと思います^^

 

 

 

DENSE DETAILS = 密集したディティール

 

デンスとは=濃密な集められた、凝縮したという意味で、それだけでは構成として認識されないものも、極度に密集させる事で一つの個性になるという新しい技法。

本コレクションでは、様々なディティールを密集させる事でそのディティールが本来持つ意味合いとは別の個性を創出しました。

そして個性を持ったディティールはその洋服の持つ表現を全く別のものに変容させる事ができます。

 

 

デンスディティールから着想を得たニット。

本来、洋服に付いているものではないアクセサリー。

チェーンをまばらに詰めることで凝縮されたディティールを表現しています。

 

 

 

ボタンを凝縮したドレス。

 

 

 

 

 

PAINT OUT (GRAPHIC) = 塗りつぶす技巧

 

五木田智雄のポートレート作品のそのほとんどが顔を何かで塗りつぶされています。

顔のディティールがない事で本来あるべきバランスが崩され、新しい表情が表現されています。

 

 

今回のシーズンのコレクションで使用されているプリントグラフィックは

ボタニカル柄を塗りつぶす事で生み出されたものであり、

新しい抽象画として表現されています。

 

ブラシストロークが残ったグラフィックは、塗り潰されたところに出るネガティブとポジティブのコントラストを一つのグラフィックとして洋服に取り入れています。

 

 

 

 

THE SRT OF BLANC SPACE = 余白をデザインする

 

余白をただの背景として使用するのではなく、余白をオブジェクトとして捉える時新しい表現が可能になる。

余白とはそこに何もないのではなく、余白というオブジェクトが存在していると考えそれを利用するという考え。

 

 

 

抜き取られているところをチェーンで装飾したドレスやトップス。

 

あるものが抜き取られている事で成立する美しさを表現しています。

 

 

 

DEPAYSMENT = 本来あるべき場所から物やイメージを移動する

 

シュールレアリスムの代表的な表現であるディペイズマン的な表現は五木田智雄の作品に多用されている。

 

本来、あるべきでないオブジェクトが肢体の一部として使用されていたり、顔のディティールとして表現されたりする事で絵画に驚異を生み出している。

 

 

唐突に付けられた毛皮や手のディテールが付いた袖などディペイズマン的な技巧を用いる事でシュールレアルな空気をスタイルに付加している。

 

 

『絵画』という違うフィールドから発展させたAKIRANAKAのコレクション。

 

いつも中さんが洋服ではなく、絵画や建築、陶芸、などからインスピレーションを受けて洋服を作成されるのには訳があります。

 

洋服から発展させると新しいものは生まれない。

既存のアレンジでは生まれてこないアプローチを試みる事で生まれる違和感。

その違和感があるのもに新しい美しさを人は見出す。

その時にファッションが前に進む、と仰られておりました。

 

AKIRANAKAの洋服を求めてくれる人が新しい美意識、新しい美的表現を達成するために洋服をデザインされているそうです。

 

 

私もAKIRANAKAのお洋服の大ファンなのですが、その1着が出来上がるまでに想像もできないほどの工程があるのでしょう。

 

思考を巡らせ、想像し、デザインし、作り込み、また考え…

 

これを年に4回発表できるAKIRANAKAのチーム、すごいです。

 

この哲学的なお話も洋服を身につけるという行為に新しい価値を与えてくれます。

 

可愛い、一枚で決まる!なんてお洋服ももちろん大好きなのですが、

なんとか着こなしてやりたい!という気持ちを掻き立てられる稀なブランドです。

 

 

なので、セレクトした一部の品番だけではなく、この世界観を全て見ていただけるこのイベント、すごく面白いですよ。

 

 

 

TRUNK HOTEL のチャペルで行われた展示会の様子…

 

 

まるで美術館の絵画のように作品が並んでいました。

 

 

 

新作のシューズたち。

 

 

洋服もちらっとだけ…♡

 

 

来週、金曜日から4日間、Altamiraにてお待ちしています!!!

 

見てみたい!というお客様も大歓迎ですよ。

必ず予約しなきゃいけないイベントではないので、ぜひ、この貴重な機会にAltamiraへお越しくださいませ^^

 

 

Chie

 

 

※今回のイベントはアポイントなしで大丈夫なのですが、休憩などの兼ね合いもございますので、事前にご連絡いただけると助かります。

 

※混雑が予想されますので、グループでのご来店はお控えください。

 

※今回の受注会でのオーダー分は8月から9月納期となります。

(多少前後する場合もございますのでご了承ください)

 

※遠方のお客様への通販も承っております。気軽にお問い合わせくださいませ。