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予約会3日目…【 cantate 】2022AWのご紹介!!

こんばんは。

 

千枝です。

 

予約会、忙しくてなかなかブログを更新できず、申し訳ないです!!

 

今日は【 cantate 】をご紹介したいと思います^^

 

 

 

cantate──目指すのは「ハレとケのワードローブ」。


日常と非日常、2つの顔を行き来できる服を思い描いています。

 

昔、古着屋で見つけたサヴィルロウで注文された上着。


仕立屋の名前は内ポケットの裏側のひっそりと縫い付けられていました。


それは着ている服がどこ製のものであるか見抜かれないように。


英国紳士にとって、ブランドをひけらかすことはエチケットにも、紳士道にも反することだからです。

 

cantateのネームも、しつけ糸を仮止めするように付けられています。


ネームはできれば外してから着ていただきたい。


服よりも、それを着る人が一番に輝いて欲しいと思うからです。

 

cantateとは、クラシック音楽の一種、オーケストの伴奏が付いた声楽曲を意味します。


cantateを耳にすれば、どこにいても非日常を感じ、その音色が心を落ち着かせてくれます。

cantate同様に、非日常を堪能できる、美意識を持った服づくり。


そして日常を意識した、一生手放せないような普遍的な服。

そんな服をcantateはつくり続けていきます。

 

 

松島 紳 Shin Matsushima

 

北海道出身、古着の501XXのジーンズとフレンチヴィンテージに魅せられて、ファッションの世界に進む。


文化服装学院卒業後、多くのブランドで、デザイン、企画、生産等を経験、2015年、ハイファションブランド「cantate(カンタータ)」を立ち上げる。


日本最高峰の機屋、工場と直接コンタクトを取りながら、メイド・イン・ジャパンのスタンダード服を創り続ける。

 

 

 

cantateの魅力って、松嶋さんだと思うんですよね。

もちろんデザイナー がブランドの魅力って当たり前のことなんですが、

彼が作る洋服が魅力的なのって、彼の考え、姿勢、過程、その特殊さと拘りが色濃くって、

そこを知ることでスッとcantateの良さ、みたいなものが入ってくる気がします。

 

ちょっと前の記事ではあるのですが、お人柄がよくわかるインタビュー記事を見つけたのでリンク貼っておきますね。

 

【ファッション履歴書】カンタータ デザイナー 松島 紳さんの場合

 

三度目になるcantateについてのブログ。

他のブランドさんについて語るより、すごく勉強しながらしっかりと書かないと、、というプレッシャーを感じつつ、、

少しでもこのブランドの素晴らしさを女性の方に知って頂きたいという気持ちで書いていきますね!

 

 

今季Altamiraがピックしたラインナップをご紹介します。

 

 

【 cantete 】Pile Duffle Coat

¥300,000-

 

BOTTLE GREEN

 

ため息ものの綺麗なダッフルコート。

 

こちらウールをパイル状に仕上げた逸品。

ウールのパイルなんてAltamiraでは見たことないです。cantateの洋服は聞いたことない、で溢れています。

 

一般的にパイルってコットンなんですが、コットンは糸が太いので絡げてパイル状にしていくのって想像できるんですが、

コットンに比べてウールって糸が細いのでパイルにするのすごく難しい、というかこんなに綺麗にできるんだ、って感じです。

 

パイルになって良いこと、それはまずはものすごく軽くなる、そして空気が生地の中にいっぱい入るからものすごく暖かい。

と言ってもウールのダッフル、多少は重いです。でも、手に持つと重いのに着ると軽く感じる…これはパターンに秘密があるようです。

 

そしてこのもちもちっとした極上ウールの質感は最高です。

従来のダッフルコートの印象が覆りますよ。

 

水牛のトグルに麻紐という組み合わせもcantateらしいです。

一般的にレザー紐を使用することが多いですが、レザー紐は乾燥に弱く、お手入れが大変なので、あえてこのミスマッチな麻紐と目を引く特大トグルでお作りしています。

 

一度袖を通して欲しい素晴らしいコートです。

 

Wool100%

LINER/Cotton50% Cupro50% , Cotton54% Silk46%

ATTACHED PARTS/Cotton100%

 

 

【 cantete 】Moleskin Liner Blouson
¥110,000
 OLIVE

 

高級素材GIZAコットンのモールスキンを使用したライナーブルゾン。

 

メンズのセレクトショップのスタッフに聞いたところ、今、ヨーロッパのビンテージアイテムがブームなんだそう。

 

その代表的な素材がモールスキン。外せない素材です。

 

素材にこだわりを持つカンタータならではのモールスキンを女性らしいライナーブルゾンでリリースされた、とても取り入れやすいアイテムです。

 

Cotton100%

LINER/Nylon100%

FILLING/Polyester100%

ATTACHED PARTS/Cotton100%


 OLIVE

 

 

 

 

【 cantete 】Moleskin Trousers
¥55,000 –
size : 24,26 inch
OLIVE

 

こちら、先程のジャケットとセットアップできる、高級素材GIZAコットンのモールスキンを使用したパンツ。

 

cantateのパンツはウエストがカーブしていて、とってもシルエットが綺麗です。

このカーブ、とっても縫いづらいらしいです。


ぜひ、職人の気持ちが篭るウエストライン試してみてください、との事です。

 

Cotton100%

 

 

 

【 cantete 】Stupid Shaggy Cardigan

¥145,000

KURT

 

“ばかばかしいシャギーなカーディガン”

 

こんな商品名のカーディガン。

馬鹿馬鹿しいほどに、高級素材を使ったカーディガンなんですね。

 

詳しくはカンタータさんのInstagramから引用します!⬇︎


ヴィンテージのモヘヤニットは高混率であったとしても20〜40%でしょう。


モヘヤ以外の素材は高級品であればウール、粗悪なものであればアクリル、ナイロンで構成されています。
今回のカーディガンはモヘヤ以外はシルク。以上の組み合わせになります。


糸が出来上がった時は、すごく格好いい糸だけど、強度を持たせるために混ぜている化学繊維抜きでヴィンテージのような
長い毛足出るかな?、でもなー毛足がもし出たらすごく光沢感たっぷりの大人なニットになるよな。と。
予測値でいけることがほとんどですが、珍しくいたずらっ子のような好奇心、ワクワク感があって、ときめいていたことを覚えています。


ニットの場合は糸の撚り回数を調整することで風合いを調整することも多いですが、
この子に関しては、起毛のかけ具合で調整してみよう。という具合に”馬鹿馬鹿しい”糸の可能性を信じ工場と何度もトライして作り上げた逸品になります。

好きな言葉で、

“料理は理(ことわり)を料(はか)ること”ー北大路魯山人

という言葉があります。
料理であれば、食べてもらう人の嗜好だとか、腹の具合や昼に食べたものだとか量とか質などか、今の気分を察する経験値が必要だと考えています。
服はお料理屋さんと違い、出来上がったものをお客様が選んで買うことができる。
味見をして買う買わないを決めることが、できるということです。
お客様の懐もありますが、今まで買ってきた服を通して良い悪いの機微に触れてきたからこそ、選び取ることができるということです。
ぜひ、目の肥えたお客様に選ばれて欲しい。心からそう思います。

モヘヤ55%、シルク45%、服好きからすると織物ですか?と聞きたくなるくらいの混率ではありますが、ニットです。
最初から長めの毛足で起毛を掻いていますが、着るたび、ブラッシングするたびに毛足が光沢を増しながら成長するでしょう。
モヘヤニットを調べるとニルヴァーナが〜とか、ヴィンテージは〜とかは調べるとたくさん出てくるので、
まずは調べた上で、お店の人と会話してみてください。
その会話をしながら買って頂くことが、お店の人とお客様の一番の贅沢です。

ゆったりとしたワンサイズ展開。
ヴィンテージでは最も高騰しているブラックは、WLTがどんなお店か熟知しているからこそ、いいですね!やりましょう!と即答できた別注品です。

ぜひ、お口に入れてみてください。
間違えました。
ぜひ、お試しください!

 

Mohair54% Silk40% Wool6%

 

【 cantete 】Fluffy Crew-Neck Pullover

¥41,000

MOSS GREEN

 

Cotton100%

TAPE/Silk100%

 

 

【 cantete 】Fluffy Crew-Neck Pullover

¥41,000

MOSS GREEN

 

Cotton100%

TAPE/Silk100%

 

もちもちのスウェットです。

クルーネックとパーカーと2型ご用意しております。

カンタータのスウェットはもっちもちの着心地が何と言っても最大の魅力。

しかも、何回洗ってもずっともっちもちなんですって。

 

その理由は”本当の吊り編み”だからだそうで。

 

機械が吊られてて、下にスウェット生地が出てくる感じを想像してもらえたら良いのですが、1時間に数センチしか生産できないし、機械も世界に数台しかないので、”本当の吊り編み”ってすごく貴重なんです。

スウェットの作り方の答えはこれを超えるものないだろうな。

とのことです。

 

着ると納得です。

 

編みも織りも時間かけた生地は、空気を含む弾力が堪らないです。

1日に5着しか生産できない風合いをぜひお試しください。

 

【 cantete 】Half Sleeved Long Dress

¥28,000

BLACK , CHOCOLATE , BEIGE , OFF WHITE

 

Cotton100%

 

 

【 cantete 】Turtle Neck L/S Shirt

¥23,000

BLACK , CHOCOLATE , BEIGE , OFF WHITE

Cotton100%

TAPE/Silk100%

 

カットソーはタートルネックの長袖とモックネックの半袖ワンピースの2型ご用意しております。

 

こちらも肌にしっとりとまとわりつく着心地が最高の逸品。

 

 

cantate、拘りが詰まった素晴らしいブランドです。

 

5/5までAltamira店頭にてサンプルをご用意しておりますので、

ぜひ試しにご来店くださいませ。

 

 

Chie