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KATIMの名作【PORTOBELLO】

こんにちは。

まゆみです。

お久しぶりのKATIMブログ。

思い入れの強いブランドだけあってとても嬉しいです…!

スタッフそれぞれお気に入りのアイテムを紹介していますが、私から紹介するのはKATIMの中でも名作と呼ばれるモデル。
ブランドの代表作であるパンプス〝SCALA〟と肩を並べるほどの人気品番【PORTOBELLO】です。

こちらは歴代のスタッフが愛用し、ブログでも熱く語ってきたアイテムでもありますので、皆さん既にご存知かと思います。

なので今日は私と一緒に復習するつもりで読んで頂けると嬉しいです。


宜しくお願い致します^^




【PORTOBELLO CROCO BLACK】
【PORTOBELLO COFFEE】
【FOLKLAND】


アデレードシューズ型に甲部分をくり抜いたアッパーに、グログランリボンのシューレースをあしらったデザイン。

アッパーのトップラインをぐるりとテープで囲み、リボンで留める仕様のメリージェーンなのですが、
ここ何年かでとくにメリージェーンのシューズって増えたよね?とスタッフ間でも話していました。


メリージェーンというのは、足首ではなくて足の甲部分にストラップを渡すデザインが特徴。

〝可愛らしくて女の子っぽい〟ピアノの発表会で履くような少女感と言いますか、とにかくピュアなイメージが強くて、

私にとっては、何となく自分にはイメージが合わないのでは?と無意識で距離をとってきたシューズかもしれない。と気付かされました。


そんなメリージェーン。
KATIMの手にかかるとこんな仕上がりです。


すごく大人で恰好良い。

あの時のピュアな少女は、時を経て 強くて品格のある大人の女性になりました。






【PORTOBELLO CROCO BLACK】

 

【PORTOBELLO】は、ビスポークで活躍するラストメーカーに依頼して製作した人気木型を使用しており、
(※ビスポークとは既製品ではなく顧客の要望や足型に応じ一足単位で作成されたフルオーダーメードの靴。)

さらに、オーソぺディックシューズといって足の治療や運動機能の補助を可能とした、
足に負担をかけない整形外科医師の診察結果をもとに専門技術者が製作した医療用木型を使った靴なのです。

靴裏を見ていただくと分かるのですが、この形はオーソぺディックシューズならではの形。
 
 靴は踵からセンターラインを通してみると比較的に左右対称なものが多いのですが、こちらは内側に重心がくるように設計されています。
 
土踏まずのところがぐっとくびれていて、親指に体重が乗るようになっているんです。

 
女性のシューズは外側に体重が乗ることが多いので、この外側に体重が乗る靴、というのがポイントなのですが、

普段靴を履いて歩く際に、どのポイントに体重が乗っているのか意識したことが無いという方がほとんどかと思いますので、
実際に試着してみて〝いつもと違う〟と気が付かないかもしれません。

これを履いて生活し何日か経った頃、ふと一日の終わりに自分の足の疲労感が〝いつもと違う〟と気が付きます。

そのタイミングでやっと私が伝えたかったことが届くと思いますので、最初自分がお買い物するテンションなんて
「デザインが格好良い!何か履きやすい!」だけで良いと思います。


KATIMのテーマは『ケアしながら長く育て付き合う』という、タイムレスでありながら、今だからこそ改めて大切にしたい価値観の中で、
ブランドのフィロソフィーである『機能美と造形美の相乗効果』を追求したフットウェアを製作すること。

本当に長い付き合いになる靴って、最初のインパクトだけじゃないんです。
繰り返し履くことでどんどん好きになっていくものだと私は思います。



 

【PORTOBELLO COFFEE】

 

靴を作る時に一番お金がかかるのは生地(皮)でも技術でもなく、実は木型なんだそう。

ビスポークのオーソぺディックシューズは、イギリスのブランドで70万からって言います。

良い木型の靴って高いんですね。


さらに、この土踏まずがくびれているシューズは木型を入れて縫い、最後に木型を抜く際に抜きにくく、
 職人さんの高い技術がないとこの木型で作ることは相当難しいとのこと。 
このクオリティーがこの値段で買えるというのはすごい事なんですよ。


履き心地に関しては言わずもがな。

2.5cmのヒールにより緩やかに足にフィットし、快適な履き心地。
外反母趾や、靴に悩みを抱えている方には本当にオススメしたい….!


リボンの調整によって甲の高さや幅を自在に調整できるので、他のモデルと比べてもフィット感も強い。

写真で見るとシュッと細身のシューズに見えますが、幅もゆったりとしているので足入れがとにかくラクという感想です。


今回はクロコ型押しブラック。
そしてベロアブラウン(COFFEE)の2色。

カラーだけでなく素材感でも随分と雰囲気が変わります。


どちらのカラーにもシューレースはグログランリボンとレザーコードタイプの2種類が付属しています。

シューレースを付け替えてもまたイメージが変わるので、どのパターンが好きか色々試してみて欲しいですね^^




夏はパンプスのように涼しげなベアフィート(素足)で、
冬はソックスと合わせてトラッドシューズとして楽しめるデザイン。

せっかくハンサム顔のシューズなので、THE RERACSのセットアップで男前コーデです。

私は靴下と革靴のスタイリングが好きなので靴下ありきでコーディネイトしましたが、
ドレス系と合わせるときにはパンプス感覚で素足で履いてみて下さい。
女性らしさが増しますよ。


〈着用アイテム〉
トップス:AKIRANAKA Petrona back button jersey
ジャケット:THE RERACS THE DOUBLE JACOAT
パンツ:THE RERACS THE GURKHA SHORTS





こちらは総柄のワンピースを合わせてスタイリング。
こちらはベロアのCOFFEEというカラーを履いています。

〈着用アイテム〉

ワンピース:TOGA PULLA Tricot Print Dressb
バッグ:Chika Kisada

 

 



今日は 【PORTOBELLO】をメインで紹介させて頂きましたが、
リッチモンド、人気のスペンサーなどの同じ木型から派生したアンクルブーツ【FOLKLAND】もご用意しております。
 
ロンドンからのインスパイアを強く受けたFOLKLANDは、ブリティッシュでマニッシュな印象。
 
ブーツというスタイルでありながらも、大胆に波打ったアッパーデザインが特徴で、
曲線が美しく柔らかみを感じつつもベルトでしまったデザイン。

歩行時の動きのポイントに合わせて配置した飾りベルトと隠しエラスティック(ベルトの下にゴムが施されています)が足首の動きも干渉せず、
ヒール部分のジッパーで脱ぎ履きも簡単。


こちらはサイズのご用意が少ないので、気になる方はお早めに見にきて頂いた方がいいかもしれません….!




さらっと紹介するつもりが、ついつい長くなってしまいました。

最後までお付き合い頂きありがとうございましたー!

イベントでお待ちしております^^

Mayumi