【AKIRANAKA】「夜雪」を纏う、Yasetsu dress
こんにちは、千枝です。
AKIRANAKA 2026AW Collectionから、今日は私自身も購入したドレスをご紹介します。
今シーズンのAKIRANAKAが発表したオリジナルグラフィックのひとつ、「Yasetsu」。
漢字では「夜雪」と書きます。

BLACK / WHITE
¥89,000(+tax)
今季のテーマ「蒸留 または詩的な変容」から、
闇夜に静かに降り積もる雪の様子を、大小の点によって表現したグラフィックです。
均一に並んだドットではなく、大きさも濃淡も、配置も不規則。
まばらに散りばめられた点が生み出す濃淡とリズムに、日本的な美意識を宿したグラフィックだとブランドでは説明されています。
雪そのものを描くのではなく、雪が降る夜の静けさや、闇の中で雪だけが浮かび上がって見える景色を「点」に置き換える。
具象的なモチーフをそのまま服へ持ち込まず、一度抽象化して、新しい表現へと変換する。
今季のテーマである「蒸留 または詩的な変容」という言葉にも繋がる、AKIRANAKAらしいグラフィックです。





dress: AKIRANAKA Yasetsu dress
bag: SAGAN vienna MISER BAG SMALL
shoese: KATIM WOLVES THIGH HIGH
今回、このYasetsuを使用したアイテムの中からAltamiraではドレスを2色セレクトしました。
そして私はBLACKを購入しました。
(もはや中さんグラフィックの収集家となっている私です!)
BLACKは、黒い夜の中に白い雪が浮かび上がる、「夜雪」という名前の情景が最もストレートに伝わるカラー。
黒の中に大小の白い点が散らばり、そこへフロントに並んだ白いボタンが加わります。
不規則に散る雪のグラフィックに対して、ボタンは縦方向へ規則的に並びます。
柄の中にもうひとつ異なるリズムが加わることで、ロングドレスの長い面が単調に見えません。
素材には、しなやかな落ち感と鈍い光沢を持つポリエステルジョーゼットを使用しています。
これが、このドレスにはとても重要。
身体との間に余白を持たせたリラックスした身頃を、共布のベルトでウエストマークすることで全体の輪郭を作っています。
ベルトを締めると、上半身には自然なブラウジングが生まれ、そこからたっぷりと取られたスカートが下へ落ちる。
ジョーゼットの柔らかさがあるから、これだけ生地の分量がありながらボリュームが横へ広がりすぎず、縦へきれいに落ちてくれます。
袖も好きなポイントです。
上腕にはしっかりと分量を持たせながら、袖口に向かってすっきりと収束する設計。
そのまま長袖で着るのはもちろん、少したくし上げた時にも自然に立体感が生まれます。
一枚で着ると、きちんと「ドレス」として完成するのですが、それでいて、着る人を必要以上に飾り立てない。
ブランドが言う「静寂とエレガンス」という言葉が、この服を着るとよく分かります。




dress: AKIRANAKA Yasetsu dress
pants: AKIRANAKA Katie flare pants
bag: SAGAN vienna PAZAR BOOK TOTE BAG
shoese: KATIM TOYNBEE WEDGE
フロントのボタンは裾まで開けることができます。
(今日の出勤スタイルでございます)
つまり、ドレスとしてだけではなく、ロングガウンのように羽織ることもできる。
ベルトで作っていたウエストのポイントがなくなり、身体から離れた長いシルエットに変わり、
パンツの縦のラインも加わって、日常的なスタイリングになります!
夏の羽織にも良いです!
一枚で着た時には、その服だけで十分な完成度がある。
でも、「この形で着てください」と完成形を限定されていない。
ベルトを締める、外す、袖をたくし上げる。
ボタンを開ける、パンツの上から羽織る。
着る人の選択によって、服の見え方を変えられる余白があります。
しっかりとデザインされているのに、着方を縛られません。
今回、私が Yasetsu dress を自分のワードローブに加えたいと思った理由は、ここにあります。




WHITEは、同じグラフィックでもかなり印象が変わります。
白地に黒の点が散ることでBLACKよりも軽さがあり、ドレスとして一枚で着るだけでなく、
デニムの上から前を開けて羽織るスタイリングをしてみました。
(シューズも珍しくすごくカジュアルです!)
「夜雪」という、日本人にとって決して遠くない情景。
それを和の意匠として直接的に表現するのではなく、点の濃淡と余白、素材の落ち感、ボタンのリズム、そして身体との距離によって一着のモダンなドレスへ変換する。
AKIRANAKAの服を見ていると、デザインとは、何かを足して目立たせることだけではないのだと、改めて思います。
静かだけれど、きちんと記憶に残る、そんなデザインをいつも見せてくださいます。
今シーズン、私自身もとても気に入って購入した一着です!!
ぜひ店頭で、実際に袖を通してご覧いただけたらと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、店頭にてお待ちしております!!!
chie