Altamira

Altamira Blog

【cantate】のデニムがおすすめな理由

こんにちは、志乃です。

 

 

正解が難しい、というアイテムの一つがジーンズ。

 

洋服に正解なんてあるのか、とも思いますが

デニムに博識のある方々の前では恐れ多くて語れません。

 

ビンテージデニム、調べても調べても尽きない知識量が広がる世界です。

 

まだまだ未知の分野で手が出せず、デザイナーズのデニムを買い漁っていた私でしたが、昨年買ったジーンズがまさに求めていたもの、女性が求めているものでは、という出会いでした。

 

Denim Flare Trousers

 

cantateの定番ジーンズで、買って履き続けて一年が経ち、このかたちが好きすぎて再入荷です。

 

そんなわけで私今回でこのジーンズのブログ書くの2回目なんです。

前回、かなりの熱量でシルエットの美しさの理由をお話させていただきましたので、まずはこちらをご覧ください。

 

【cantate】23SS立ち上がりは定番デニムのご紹介です!

 

なので、アイテムの詳細はこちらから。

今日はなぜこのジーンズがいいか、一年履いてみての感想を交えながらご紹介させていただきます。

 

 

そもそも今、空前のデニムブームが来ているみたいなんです。

90年代に一度世界中を巻き込むブームがありましたが、それを上回るほどの。

 

ルイ・ヴィトンのファレル、ディオールのキムジョーンズ、ヒューマンメイドのニゴー、、

主にメンズですが、ファッションの作り手のメイン層が90年代デニムカルチャーに影響を受け、いいデニムを履こう、という再ブームが起きています。

 

それを仕掛けたのが日本。

 

90年代に買い漁ったビンテージデニムが日本にはたくさんあります。

 

デザイナーの松島さんもおそらくその時代に影響を受けたのではないでしょうか。

 

みなさんデニムについてすごく勉強されて、それが世界に認められました。

2020年代の今、日本のデニムがすごい、となっているそうです。

 

日本のデニムじゃないと出せない、当初の風合いを出せる数少ないブランドのひとつがcantateなんです。

 

長くなってしまうので、一旦履いてみました。

 

 

相変わらず理想的で美しいシルエットも放っておけませんが、今回はデニム生地そのものにフォーカスを当てて。

 

先ほども言った通り、ビンテージデニム、当初の独特な風合いが再現された生地にも注目です。

 

前回のブログでもシャトル織機が使われているのがポイントという説明をさらっとしましたが、そもそもシャトル織機とは?

 

よこ糸を内蔵したシャトルを使い糸を左右交互に打ち込んで製職するもののことで、、簡単にお伝えするのであれば、昔使われていた織り機の名称です。


産業革命の先駆けになった画期的な織機ですが、現在ではほとんど使われないそう。

工賃が高く、生産スピードが遅いためシャトルを使わない高速織機が今は主流となっています。

 

昔のデニムとは、昔の紡績。

今のデニムよりふっくらしていて、凹凸感のある独特な風合いが特徴的です。

 

それが再現されているのがシャトル織機を使ったcantateのデニム。

手間を惜しまない、ブランドに魅力を感じます。

 

レディースでシャトル織機が使われたデニムはかなり珍しいそうです。

 

 

リーバイスといえば、501復刻がよく耳にするかと思います。

当初大流行りしていたのもやはり501。

ビンテージデニムの知識が浅い私でもさすがにわかります。

 

517モデルというのもポイントです。

 

ブーツカットで全体的にスタイルアップするのはもちろん、

とにかく腰回りの綺麗さ、お尻が綺麗に見えるところが特徴。

 

リーバイスの中でも女性のラインが美しく見えるところが意識された品番で、自信を持ってご紹介できます。

 

松島さんこだわりのブーツカットシルエットの秘訣は、長くなってしまうので前回のブログをご覧ください。

 

普段タックインしない私も、夏場はシンプルなトップス一枚でデニムを活かすスタイリングをしていました。

 

1年中履けるジーンズですが、これからのシーズンのスタイリングに必須です。

 

 

ジャケットなどのきれいめアイテムとのスタイリングは普段デニムを履かない方でもナチュラルに取り入れられるかと。

 

どうしてもカジュアルなイメージが抜けないデニムアイテムですが、こうシルエットがいいとAltamiraのお洋服にもしっくりと馴染みます。

 

 

右側が新品で、左側が一年とちょっと、出退勤の時や休みの日に履き込んだ私物です。

 

若干の色落ちと、角がなくなって柔らかくなってきました。

 

比べてみると結構育ったんだなあと我が子のようにしみじみと。

 

経年もやはり楽しみの一つ。

 

 

PHOTOCOPIEUのビンテージパジャマディテールのシャツと私物デニム。

店頭ではあまりしないのですが、この雰囲気が割と好きでして。

 

そもそもそこまで目立たないブーツカットですが、ロールアップすることでシューズでクッションしてストレートっぽくも履けます。

 

シャトル織機の良さは、履けば履くほど出てきます。

 

安いデニムだと膝だけが出て畳むときに不自然になったりと、一年後とかに形が変わってしまうのですが、エレガンスにずっと履けます。

 

履いて洗ってを繰り返すと自分の足の形になっていって、色落ちの仕方も綺麗。

 

私はいまだにしっかりと洗っていないので、今度洗ってみようかと。

デザイナー松島さんから、裏返して水のみで洗濯機でお願いします、とケアまで教えていただきました!

 

 

 

シルク=良い、という感覚に近く、ビンテージデニムはおしゃれな人ほど取り入れたほうがいい、というブームがきている中、何を選ぶか。

 

そんな今このタイミングで私が提案したいのが、

cantateのデニムなのです。

 

 

shino