【 AKIRANAKA 】24SS Collection 立ち上がりました!!
こんにちは、千枝です。
すごく楽しみにしていたAKIRANAKA春夏メインコレクションがついに揃いました!!!
嬉しい!!興奮!!
(頼んでいた洋服、大量にやってきた!)
お店的にもすごく華やかになって嬉しいし、個人オーダーをいっぱい付けているブランドなので個人的にも嬉しい。
AKIRANAKAのお洋服は着るのも見るのもおすすめするのもとても楽しいブランドなのです。
LOOK、ほんと、かっこいい。
好きすぎる。
(ついたくさんAltamiraの文字を入れてしまった…)
文字なしで見たい方はぜひ、公式ページでご堪能ください!!
AKIRANAKA公式ホームページ 2024春夏コレクション
今回のLOOKはなんとフィルムで撮り下ろされた160枚の写真からなる壮大な作品。
フィルムで撮影する、ということはもちろん現像しなくてはいけないわけで、160枚を現像する、というとてつもない作業から世界観を伝えてくれています。
展示会ではモノクロに展示されていました。
自分達の世界観を伝えるため、表現に対して妥協しない姿勢。
その全てに感動です。
私の中で神格化されすぎていて、デザイナープロフィール的なものをブログであまり紹介できていなかったので、今回は初めて知ったよ、というお客様もいらっしゃるかと思いますので、改めてデザイナープロフィールからご紹介させてくださいね。
中 章 (Akira Naka)
アメリカに滞在中、古着を買い漁ってそれをリメイクするところからテーラーと出会い、デザインを学び始める。
文化服装学院で学んだのち、アントワープ王立芸術アカデミーに入学。
アントワープ王立芸術アカデミー在学中にイエール国際フェスティバルに選出。
その後、アントワープにてニットデザイナーに師事し、ニットを学ぶ。
その後、2006年に帰国。
2007年「POESIE」をスタート。
2009SSシーズンよりブランド名を「AKIRANAKA」とし、デザイナー兼経営者としてブランドを運営。
そう、ご存知の方多いと思いますが、アントワープ出身のデザイナーさんです。
何年も前に実はAltamiraで勉強会をしていただいたことがあり、その際にアントワープでの経験をいろいろお話くださいました。
アントワープという学校は正式名称をアントワープ王立芸術アカデミーと言って、ベルギーの王国が運営している世界中で見ても唯一無二のデザインの学校です。
年間100人程度しか入学できず、(なかさんの時代は40人ほどだったそう)日本人が入学することすら難しい、デザインを志す人にとってはエリート学校と言えます。
アントワープシックス(アントワープの6人)、という言葉はご存知の方たくさんいらっしゃるかと思います。
先日衝撃の引退を発表したドリスヴァンノッテン、アン・ドゥムルメステール、ダーク ビッケンバーグ、ウォルターさんらによるアントワープ出身のデザイナー達を指すのですが、世界で活躍する超有名なデザイナーの出身校でもあります。
マルジェラもアントワープ出身ですね。
ちなみに中さんはBALENCIAGA、VETEMENTSのデザイナーであるデムナ・ヴァザリアと同級生だったそう。
そんな素晴らしい環境でデザインを学ばれた中さん、日本に帰られてブランドを立ち上げたわけですが、最初の頃は黒いお洋服しか作っていなかったのですよ。
私も実はショールームで拝見させていただいたことがあるのですが、めちゃくちゃモードですごく格好の良く、あまりのエッジさに圧倒されました。
そして何年か後に急に色のある華やかなお洋服を作られていて、これは何がなんでも欲しい、手に入れたい、という事でお取引を始めさせていただきました。
それが2011年くらいだったと思います。
初めての展示会で、震災(2010年の東日本大震災)を経験し、人に喜んでもらえるようなコレクション、洋服作りをしたいと思った、とおっしゃられていたのが印象的でした。
中さんの思想、言葉は常に時代に寄り添い、芯の部分は変わらず、どんどん新しく変化していきます。
それはコレクションそのものにも反映され、AKIRANAKAらしさは残しつつ、常に新しいデザイン、新しいアプローチを見せてくださいます。
それを追いかける楽しさ、展示会へ足を運んだときに毎回感じる高揚感。
そして袖を通した時の感動。
その逆ですぐにぴんと来なかったのに、後でじわっと良さが自分に入ってくる不思議な感覚。
(この感覚はAKIRANAKAのお洋服を何点かお持ちの方はみんなわかるはず)
私を含め、スタッフ、お客様、みんなが虜になっていくブランドです。
(AKIRANAKA公式HPより)
今季はクリスチャンボルタンスキーという第二次世界大戦のホロコースト時代のアーティストからインスピレーションを受けたシーズン。
『ボルタンスキーの作品は死をテーマに関連させる事が多く重く暗いイメージが先行しがちですが、そこには死を通して生命を感じさせるという彼のポジティブなメッセージが隠れています。
また故人の写真が使用された多くの作品は、写真に写った人々の不在を提示することで同時に彼らが存在していた証を強く提示しているのです。
私たちがボルタンスキーの多くの作品から感じ取ったのは存在と不在の境界に浮上する様々な思いであり、限りある命やアイデンティティーの尊さです。』
中さんが洋服を通じて何を伝えたいか、という事を展示会時に教えていただきました。
洋服の中にメッセージがあるんだよ、思想があるんだよ、という文脈が裏にあるというブランドを目指している、とおっしゃられていました。
着ることで哲学や考え方を纏う。
洋服が装いを超えたものへ。
どこへ女性を導いていくのか。
創造性をもっと豊かに、そのきっかけになってくれたら。
と。
本当に素敵な方です。
商品の詳細はまた徐々にブログで書かせてください。
全部好きすぎる、、、
どれもこれもおすすめです。
chie