【HARUNOBU MURATA】今年の特別な一枚です
こんにちは。
まゆみです。
今季のHARUNOBU MURATAは、スタッフがそれぞれに個人オーダーをしているという珍しいシーズンでした。他にもお取り扱いしているブランドはたくさんあるので、1つのブランドに全員がオーダーするというのは意外と無いんですよね….!
それくらい今季のHARUNOBUさんは魅力的なアイテムが多かった!
正直、もっともっと欲しいアイテムはありました!
でも欲しいアイテムを全部買ってしまったら生活が困難になるので、私は1点の大物に的を絞りました。
それが今日ご紹介させて頂くアウターです。
HARUNOBUMURATA
KADIA
WOOL MOHAIR BOA JACKET(WHITE)
ランウェイショー形式で発表された2024AWコレクションを見て、一目惚れしたボアコート。
コレクションではどちらのカラーも着用されていました!
まだ見ていない方は、ファッションプレスから見れましたので是非^^
https://www.fashion-press.net/news/116249
こうしてコレクションを見て一目惚れで洋服を購入することは度々あります。
実際に展示会へ行って試着をさせて頂き、お値段や生地を吟味して、自分が欲しいだけでなくてAltamiraのお客様だったらどんな方が、どんなスタイリングで着てくれるだろうか。沢山悩んだうえでオーダーを決めているのですが、
こちらのコートに関しては、デザインが好きだから買う!という単純で純粋な一目惚れの気持ちだけでなく、これまでの自分の洋服の選び方から、これからの自分が何を大切にして洋服を選んでいくのか。
どんな選び方をしていきたいのか希望も込めて、背伸びして購入させて頂きました。
Altamiraで取り扱っている洋服は、生地へのこだわりが強いメーカーさんが多く、1つ1つの洋服に対して、これはどこの工場でどのような作り方をしていて….と説明してくれるブランドが多いです。
でもHARUNOBU MURATAの洋服は、私達は何の情報もありません。
ただ、何の情報もない中でも、実際に洋服を手に取ってみるとその洋服が素晴らしいもので、
袖を通せば只ならぬ雰囲気を感じ取れると言いますか、洋服自体の高級感やオーラが凄くて、間違いなく気分が高揚します。
なので私達は、これはどういったアイテムなのかデザイナーさんに質問をする前に、自分達なりに感じたことや今ある知識でアイテムを紐解いていくような作業をする事があります。
それが正解だったのか、また全然違う答えだったのか。結果に関わらずその商品に対して深くまで考えることで不思議と愛着が湧いたりするので、私にとってはとても大切な時間です。
この商品に対しては私と千枝さんが、これまでのボアの歴史から、歴代の人気ボアアイテム、その素材や生産方法まで調べ尽くしたうえで、納得してお客様へ提案する運びとなったコートなんですよね。
なので多少テンションが暑苦しくなってしまう事はご了承頂けければ….!と思います。
それでですね、こちらの商品の最大の魅力とも言えるのが先程も言ったようにモヘアのボア素材です。
一言でモヘアのボア素材と言いますと、何がすごいの?と思うかもしれません。
実はこの世に出回っているボア素材のほとんどがアクリルやポリエステルの化学繊維なんですよ。
ウールで作られたボアはごく僅か。そして高級。その代わりに軽さと暖かさが段違いです。
そして、今回使用されたのはモヘアなんですよね。
ウールよりさらに細く繊細な糸。
きっとモヘアのニットを着たことがあるかと思いますが、すごく軽くて暖かい分、糸が細いために生地が薄く透けていたりしませんか?
これをぎゅっと密度を濃く、糸を贅沢に使用するとさらに軽く暖かい生地が出来上がるんです。ただし、本当にすごく貴重で贅沢。
長く大切に愛用してくれないと困ります。
そんな最上級で最高級の生地は、イタリアGuasti社のウールモヘアのボア素材。
ムートンのように重くなく、軽さと暖かさを両立している。着た瞬間ふわっと暖かい空気をたくさん含んだボアです。
お値段だけ見たら全然お安い買い物ではないのですが、ウールボアの相場、はたまたウールモヘアのボア(全然出回っていないので探すのも困難ですが)と比較しても、かなりお値打ちなんじゃないかと思います。
洋服の紹介であんまり金額の話をするのも気が引けますが、質の良いものを厳選して、長く愛用していきたいと考える方には、決して高いお買い物ではないです。
私自身、質の良さだけを重要視して洋服を集めている訳ではないのですが、着心地が良くて軽くて暖かいアウターを見つけようとすると、自ずと上質なものになってしまうし、せっかく大きい買い物をするんだったらデザインやシルエットも最高のものを見つけようと思ってしまいますよね。
そうやって厳選したお気に入りの洋服だけでクローゼットが構成されたらどんなに幸せだろうと思います。
このコートはパッと見の可愛さやインパクトだけでも充分なのに、素材の混率や、実際に着用したときの着心地の良さ。写真じゃ見えない部分へのこだわりが強過ぎて、とてもブログじゃ魅力が伝わりませんでした…!
なので本当に一度着てみて欲しいです!!!
高い位置につけたポケットで立ち姿を意識したデザインと、鍵穴のようなスナップボタンがデザインのポイント。
ボタンもいつものイタリアのパーツ屋からセレクトしており、素材やパーツも、自身の思い入れのあるイタリアの物を使う事を意識しているそうです。
HARUNOBUMURATA
KADIA
WOOL MOHAIR BOA JACKET(BROWN)
カラーはホワイトとブラウンの2色展開。
私はこちらのブラウンを購入させて頂きましたが、このカラーも非常に迷いました。
〝ふわふわの白いアウター〟と想像すると、どうしてもフェミニンで可愛らしい印象になってしまうところ、こちらは恰好いい白なんですよね。
女性らしい凛とした印象のハンサムな白。
しかも洋服にも合わせやすく、持っているアウターとも被らない。
いつもだったら白を選んでいそうなところ、最近はカジュアルなスタイリングとも合わせやすい事を意識しているので、写真のようにデニムとの相性を考えてブラウンという選択をしました。(白のカラーにデニムも可愛いんですけどね!)
【着用アイテム】
ニット:THE RERACS RAGLAN TURTLE NECK PULLOVER KNIT
デニム:THE RERACS THE BELTED WIDE DENIM
シューズ:KATIM DERBY
デザイン性の強いアイテムなので何にでも合わせやすいとは思っていなくて、コートが主役になるようなスタイリングで使えれば…と思い購入したのですが、
意外と色物とも柄物とも合わせやすく、
ボリュームのあるスカートやパンツでも、
タイトなシルエットのボトムも、
ショーツなどのミニ丈ボトムとも合ってしまうと発覚。
想像以上に着まわし力のあるコートだったので、スタイリングが楽しいです。
写真ではPHOTOCOPIEUの柄スカートと合わせてコーディネイトしました。
ボリューム感のあるコートなので、先程のワイドシルエットのパンツや、こちらのフレアスカートは本来バランスが難しいアイテムとの組み合わせだと思うのですが、コートの丈感や、大きな襟で目線が上にいくからでしょうか。とてもバランスがとりやすいんですよね。
【着用アイテム】
ニット:THE RERACS RERACS LONG SLEEVE PULLOVER SLIM RIB KNIT
スカート:PHOTOCOPIEU SIDE-ZIP LONG SKIRT
シューズ:KATIM TOYNBEE
バッグ:HARUNOBUMURATA PIADA MEDIA LEATHER BELTED MEDIUM BOSTON
この日はKAKANのニットドレスと合わせて。
【着用アイテム】
ワンピース:KAKAN WG HIGH NECK DRESS
シューズ:KATIM TOYNBEE
アイウエア:kearny 「keith」
この日はPHOTOCOPIEUのアイボリーのドレスにKATIMのブラウンのブーツと合わせてスタイリング。
色味が秋っぽくてお気に入りのコーディネイトです^^
【着用アイテム】
ワンピース:PHOTOCOPIEU4 POCKETS DRESS
ブーツ:KATIM OHSU
流石にまだ外で着るには暑いので、こうしてスタイリングを考えながら寒くなるのを心待ちにしております….♡早く寒くなって欲しいですね。
AltamiraのInstagramアカウント以外にも、スタッフ個人のアカウントも最近ちょこちょこ投稿しようと頑張っているので見つけたらフォローして頂けると嬉しいです^^
では。
次回は千枝さんからカーディガンのご紹介です。
お楽しみに。
mayumi